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沖縄・防衛隊の悲劇【司法が認めた沖縄戦の実態⑨】

沖縄・防衛隊の悲劇【司法が認めた沖縄戦の実態⑨】

沖縄戦では地元沖縄県民も防衛隊として戦地に投入された。そして多くが戦死。しかし戦後、その証明が出来ずに国の援護が受けられない人もいる。(文箭祥人) 沖縄戦当時、16歳だった原告の崎山朝助さん。沖縄戦が始まる前、母のマドが病死し、父の朝明は戦死した。 朝助さんにきょうだいはなく、戦争孤児になった。父と息子には共通点がある...
悲劇は宮古島でも【司法が認めた沖縄戦の実態⑩】

悲劇は宮古島でも【司法が認めた沖縄戦の実態⑩】

沖縄のリゾート地、宮古島。観光客が降り立つ宮古空港。この空港は、沖縄戦当時、日本海軍の飛行場だった。宮古島には、ほかに2つの陸軍飛行場があった。太平洋戦争末期、日本軍の敗北が始まり、日本軍は「帝国」を防衛するため沖縄県を重視するようになり、平坦な地形である宮古島に軍用飛行場建設を計画し、人口5万2千人の宮古島に、3万の...
【司法が認めた沖縄戦の実態】⑪ 住民被害を拡げた日本軍の南部移動

【司法が認めた沖縄戦の実態】⑪ 住民被害を拡げた日本軍の南部移動

沖縄の住民は日本軍の行動に伴う形で戦場を逃げまどう。そして、その結果、住民の被害を拡げる。最高裁判所が認めた住民の陳述書からたどる沖縄戦の11回目は、日本軍とともに南部に逃げた住民の悲劇。(文箭祥人) 2019年に火災で延焼した世界遺産の首里城。国内外から多くの観光客が訪れる沖縄の文化財だ。沖縄戦のとき、その地下深くに...
【コロナの時代】新型コロナウイルスの総理会見は茶番劇だった

【コロナの時代】新型コロナウイルスの総理会見は茶番劇だった

2月29日、新型コロナウイルスの感染防止策について安倍総理が記者会見を行った。それは、日本のメディアと権力との癒着を如実に物語る茶番劇だった。(立岩陽一郎) 事前に決められた質疑 私の手元に、1枚の書面がある。それはこの会見を前に、官邸記者クラブの幹事社が各社に回したものだ。そこには「内閣総理大臣記者会見の幹事社質問」...
撮影日:2013年5月17日  撮影:帯刀良

福島第一原発事故で新事実 事故直後の首都圏で高レベルの放射線量が計測されていた 

2011年の東日本大震災で起きた福島第一原発における事故。この事故の翌日からアメリカ政府が日本各地の20000件を上回る地点で放射線量を計測したデータがある。InFact(旧ニュースのタネ)は、このデータの分析に着手。その第一弾を伝える。事故直後の首都圏で計測された放射線量は、我々の予想を上回る数値だった。(山崎秀夫、...
《週刊》ネット上の情報検証まとめ(Vol.71/2021.2.28)

《週刊》ネット上の情報検証まとめ(Vol.71/2021.2.28)

これまでインターネット上で話題になった“要注意”情報をお届けしてきました。このシリーズは2019年10月からほぼ毎週連載してきましたが、本号をもって休止となります。ご愛読ありがとうございました。今後のインファクトでのファクトチェックに引き続きご注目ください。(大船怜=ネット上の情報検証まとめ管理人)
【コロナの時代】学術会議問題:公文書に残る政府弁明の変遷①

【コロナの時代】学術会議問題:公文書に残る政府弁明の変遷①

菅総理が推薦された6名の任命を事実上拒否した日本学術会議は、今も定員を満たさない状態が続いている。菅総理はその拒否の理由を明らかにせず、組織に問題が有るとして追及をかわそうとしているが、そもそも、総理大臣は学術会議が推薦した研究者の任命を拒否できるのかについては議論を避けている。これについて共産党の田村智子議員が内閣府...
[コロナの時代]ファクトチェック: 入院拒否に懲役刑についての菅首相答弁「全国知事会が罰則を求めた」はミスリード

[コロナの時代]ファクトチェック: 入院拒否に懲役刑についての菅首相答弁「全国知事会が罰則を求めた」はミスリード

菅義偉首相が入院拒否患者に対する懲役刑の導入は全国知事会の緊急提言を踏まえた方針だと説明した。たしかに、全国知事会からの緊急提言に罰則の創設を求める提言はあるものの、懲役刑までは言及されておらず、この答弁はミスリードだ。(立岩陽一郎)
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