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【コロナの時代】ワクチンを接種した

【コロナの時代】ワクチンを接種した

ワクチン接種がなかなか進まない日本。現在は医療従事者と65歳以上の高齢者への接種が行われている。65歳以上の接種を体験したInFactの山崎秀夫理事がその状況をルポする。(山崎秀夫) ワクチン接種まで 21年4月1日、町役場から薄紫に白抜きで「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種のご案内」と印刷された封筒が二通届いた。...
【コロナの時代】友人が感染した(前編)

【コロナの時代】友人が感染した(前編)

3度目の緊急事態宣言が大阪、東京などで発せられるなど、コロナの時代は終息を見通すどころか、まだまだ続く状態だ。これまでに57万人余が感染したというが、その感染者は徐々に私の周囲でも見られるようになっている。実際に、感染するとどうなるのか?そう思っている時、友人から「感染していた」との話があった。(立岩陽一郎) 都内に住...
【司法が認めた沖縄戦の実態⑫】日本兵に追い出されて直ぐに砲弾がさく裂 母は即死

【司法が認めた沖縄戦の実態⑫】日本兵に追い出されて直ぐに砲弾がさく裂 母は即死

最高裁判所が記録として認めた沖縄戦の生存者達の陳述書。そこには、日本軍によって避難先を追い出されて死亡する沖縄県民の姿が記されている。そして戦後も終わらない苦しみも。(写真:立岩陽一郎/取材・文:文箭祥人) 「父は日本軍から追われる身になりました」 原告の當眞嗣文さんは陳述書にこう記している。父の嗣全さんは軍との約束を...
[FactCheck] 共同通信見出し「国連、処理水放出に『深い憂慮』」は不正確 意見は独立の特別報告者によるもの

[FactCheck] 共同通信見出し「国連、処理水放出に『深い憂慮』」は不正確 意見は独立の特別報告者によるもの

事故後の福島第一原発で溜まり続ける放射性物質を含んだ処理水の問題に対処するため、政府は二次処理を経て海洋放出を行う方針を決定。決定には国連の「特別報告者」が懸念を表明したが、そのことを報じた共同通信記事の見出しが物議を醸している。(大船怜) チェック対象国連、処理水放出に「深い憂慮」(共同通信、2021年4月16日付記...
[FactCheck]「プーチンがソチに持っている邸宅」の画像は誤り 実在しないアート作品だった

[FactCheck]「プーチンがソチに持っている邸宅」の画像は誤り 実在しないアート作品だった

「プーチンがソチに持っている邸宅」とする画像がTwitterで拡散した。だが、この画像はロシア人の建築家Roman Vlasov氏によるコンセプトアートであり、実在する建築物ではない。(佐藤翠) チェック対象プーチンがソチに持っている邸宅だそうだ。007の悪役が住んでいそうなデザインだな…。(2021年4月5日、東京大...
【化学物質の脅威⑦】先が見えない裁判

【化学物質の脅威⑦】先が見えない裁判

衣料品メーカーの中国工場で責任者を務めていて膀胱がんとなった新田徳(仮名)。会社との戦いを避けて、国の労災認定却下の判断について裁判に訴えることにした。しかし道は険しい。(立岩陽一郎) 「19年12月に三度目に再発。三か月ごとに観察をしている状況が続いています。仮に再発したら、がんの部分を削り取らないといけません」。 ...
【化学物質の脅威①】印刷業界で多発した胆管癌(前編)  

【化学物質の脅威①】印刷業界で多発した胆管癌(前編)  

~便利な社会の裏側で労働者の健康が蝕まれている実態~  大阪市の印刷会社の従業員や元従業員の間に、極端に高い率で胆管がんの患者が見つかったことがあった。それは2011年。なんだろう?何もわからない状況で取材を重ねた結果、それが工場で従業員が使っていた化学物質が原因であることを突き止めた。当初は対応に消極的だった政府も重...
【化学物質の脅威②】印刷業界で多発した胆管癌(後編)  

【化学物質の脅威②】印刷業界で多発した胆管癌(後編)  

~便利な社会の裏側で労働者の健康が蝕まれている~ 大阪市の印刷会社の従業員や元従業員の間に、極端に高い率で胆管がんの患者が見つかったことがあった。それは2011年。なんだろう?何もわからない状況で取材を重ねた結果、それが化学物質による健康被害だということに気づく。その取材結果を当時を、当時、講談社の「現代ビジネス」に連...
【化学物質の脅威③】サムスン電子で起きたこと(前編)  

【化学物質の脅威③】サムスン電子で起きたこと(前編)  

~サムスン電子の工場で白血病はなぜ多発したのか 【前編】~ 日本での化学物質被害を取材した私は、当然、それはアジアの各国でも起きているだろうと見て取材を進めた。それは間違っていなかったが、よもや韓国を代表する巨大企業で起きているとは知らなかった。2013年、声をあげている被害者がいることを知り、ソウルへ飛んだ。(立岩陽...
【化学物質の脅威④】サムスン電子で起きたこと(後編)  

【化学物質の脅威④】サムスン電子で起きたこと(後編)  

韓国政府の調査責任者を直撃 韓国での白血病の発症率は、10万人あたり1人~2人となっている。サムスン電子の工場で従業員が白血病になったケースを疫学調査したところ、この数値を上回らなかったとされた。しかし前述の通り、調査結果の根拠となった具体的な内容は明らかになっていない。 では実際に、どのような調査が行われたのか。私は...
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