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大阪府知事選で偽ツイートの拡散に歯止めかかるが、被害にあった候補の発言も正確さ欠ける

大阪府知事選で偽ツイートの拡散に歯止めかかるが、被害にあった候補の発言も正確さ欠ける

大阪府知事選挙で虚偽のツイートが拡散された問題は、ニュースのタネが報じたことで状況が変わってきている。報道後、発信元と見られるアノニアマスのツイッターで当該ツイートが削除された他、拡散させていた大阪維新の会の関係者もリツイートを削除するなど、偽情報の拡散に歯止めがかかり始めている。一方、被害にあった候補者も、そのきっかけとなった発言が正確さを欠いていたことがわかった。(ニュースのタネ)

この問題は、関西テレビの番組「報道ランナー」で、大阪府知事選挙立候補した吉村洋文候補と小西禎一候補のやりとりが虚偽の情報をともなってツイートされたもので、小西候補が背を向けた画像と共に「吉村候補にデマを指摘され、ふてくされる小西候補」とされてネット上に拡散された。

大阪府知事選挙2019でツイートされたフェイクニュース「【大阪W選挙】大阪府知事選挙 吉村候補にデマを指摘され、ふてくされる小西候補~ネットの反応「嘘がばれて背中向けるって、子供か!」「吉村候補の引き立て役になってるwww」「大阪府民は全員この映像を見た方が良い」」
拡散されたツイッター

大阪維新の会の松井一郎代表もリツイートしていたが、ニュースのタネの取材を受けてリツイートを削除。その事実も含めて、ニュースのタネで、「大阪府知事選でフェイクニュース 維新の会代表が拡散に加担も指摘を受けて削除」として報じた。詳細はこの記事を見て頂きたい。

他の維新の会関係者もリツイートをしていたが、ニュースのタネの報道後に、それらを削除していることが確認された。

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