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米トランプ政権で幹部の登用に忠誠心求める まるで「独裁国家」との批判も~トランプの米国とどう向き合うか? (32)

●トランプ大統領を批判した過去を問題視

エイブラム氏は、トランプ政権側から外交、安全保障の役職につける人材についてリストを求められて提出してきたが、全員が採択されなかったという。その理由について、政権側から、過去にトランプ大統領を批判したことがあるという理由が示されたという。

その後、エイブラム氏は自身が国務省の幹部への就任を打診されてトランプ大統領と会ったのだが、後に任命しない旨、言い渡されたという。その際も、トランプ大統領を批判した過去の発言を問題にされたという。こうした人事采配の結果、ティラーソン新国務長官を補佐する国務省の幹部職員がいない事態となっている。

(参考記事:トランプ次期大統領(当時)が会見で狙ったもの

●任命後でも過去の発言で解雇

また、ニューヨーク・タイムズ紙は、既に任命されて実務についていた幹部の1人が解雇されたとも報じている。それは過去にトランプ大統領を批判していた発言が明らかになったためだったという。

ロシア政府との不適切な接触が明らかになって辞任したマイケル・フリン国家安全保障担当補佐官の後任も決まらない。指名されたロバート・ハワード海軍提督が辞退。その理由について本人は明言していないが、トランプ大統領の政策に同調できないためとの指摘が出ている。


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