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屋外コンサート落雷死亡事故は防げなかったか? エグザイル公演に出かけた娘落命 母の無念

牧子さんの両親は、コンサートの主催者であるエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社とキョードー大阪グループであるミューベンツジャパンの責任者を相手取って損害賠償を求めて大阪地方裁判所に訴えを起こした。
しかし、これまでの口頭弁論で、会社側は「スタジアムの外で起きた事故であり、主催者に責任はない」と主張。訴えを退けるよう裁判所に求めている。

落雷事故がのあった長居公園(撮影 アイ・アジア)
落雷事故がのあった長居公園(撮影 アイ・アジア)

牧子さんの両親の代理人を務める辰巳裕規弁護士(兵庫県弁護士会)は、
「大規模イベントを企画し、何万人という都市にも匹敵する観衆を集客する主催者には、スタジアム内のみならずスタジアム周辺に参集した観客に対しても安全配慮義務として生命、身体を保護する義務がある」
と述べている。

また、東京オリンピックなど今後予想される野外での大きなイベントで落雷・ゲリラ豪雨対策は必要ないのか、この事故を契機に考えるべきではないかと話す。
主催者側はスタジアムの外で起きたことだとしているが、当日、長居公園でジョギングをしていた近くに住む男性(48才)は、
「コンサートはスタジアムで開かれていたのかもしれないが、当日はスタジアムの外でもエグザイル関係の様々なイベントが開かれていて、公園全体がエグザイル祭のような感じだった」
と証言する。

注意報が出ていた以上、落雷は予見できなかったわけではない。では、落雷事故は防げなかったのか?主催者側の対応に問題は無かったのか?裁判は2月29日に結審した。判決は5月16日に大阪地裁で言い渡される。

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