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野々村元県議の疑惑、何が問題? 上脇神戸学院大教授に聞く

Q政治団体の政治資金収支報告書については問題は無いでしょうか?

野々村元県議は、自己の政治団体に対し、2011年末に149万5000円寄付し、2012年元日に150万円寄付していますが、公金の政務調査費が私物化され、もし野々村元県議のポケットマネーになっていたのであれば、第一に、公金が本人の寄附に化け、政治団体に流れ込んだのではないかとの疑惑が生じます。
第二に、その支出については、全て5万円未満の支出として報告されており、5万円以上の支出として個々具体的に支出内容が1件も報告されていないため、透明性がないという問題点があります。そのため、第三に、政治団体の事務所を賃貸の自宅に置いていると報告されているので、政治資金が事務所費名目で野々村元県議本人に支払われ、結果的に自宅の家賃の一部を政治資金で賄っているのではないか、また、組織活動費などは野々村元県議本人に支払われ、あるいは私的なことに使われているのではないか、と疑われます。
以上の政治資金の支出のあり方については、議員を辞職しても説明責任はありますから、疑惑を払拭するためにも、会計帳簿や領収書を公開して説明すべきです。

Q兵庫県はホームページ(HP)に報告書を掲載しておらず、何れの報告書も情報公開請求によってしかコピーを入手できない。これは問題ではないでしょうか?

政治資金収支報告書も政務活動費収支報告書も、地方自治体のHPで公表しているところがあります。しかし、兵庫県では、選挙管理委員会のHPで政治資金収支報告書の「概要」や「要旨」を公表しているだけです。
兵庫県 政治資金報告書
個々の報告書そのものは公表してはいません。政務活動費収支報告書については県議会のHPで「概要」や「要旨」さえも公表されていません。
政治資金も政務活動費も主権者・納税者が監視すべきものですから、情報公開制度があるから、それで十分というのではなく、各地方自治体は、各報告書をHPで公表して、主権者・納税者がいつでも閲覧・印刷できるように改善すべきです。領収書などの証明書についても同様です。
野々村竜太郎政務活動費収支報告書はこちらから

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